おうちコラム
家は建て替えるものではなく、価値を引き継ぐもの
住宅を建てるときに使う建材は、年々上がっています。
ウッドショック、円安の影響などなど、ここ数年は特に上り幅が大きいです。
そのため、最近は、小さめの家を建てることで使う建材の量を減らして、全体予算を下げるケースが多くなっています。
つまり、昔より、今建てられる家は、小さくなっているという現象が起こっています。
さらに、今後、住宅ローンの金利は上がる可能性が高いと言われています。
しかも建材の価格は上がり続けることが予想されているため、将来的に新築で家を建てることは、建材費、金利の上昇という悪条件が重なり、今よりも予算は上がり、難しくなっていくと言わざるをえません。
だからこそ、今から家を建てる人には、次世代へ引き継げるような価値ある家を建ててもらいたいのです。
普遍的でシンプルなデザイン。
ライフスタイルの変化に対応できる間取りや、長持ちするように考えられた設計。
そして、年月を経ることで劣化するのではなく、ときを刻めば刻むほど風格を増し、価値が高まる家。
これから建てられる家は、そういう家でなくてはなりません。
次の世代へ引き継げる家を建てておけば、自分たちの子どもが大人になったときに、
大事に住んできた家を継承したり、年を重ねたときに売ったりすることができます。
そしてそのお金で自分たちの状況に合わせて、交通の便が良いマンションや、高齢者専用の賃貸住宅などのコンパクトな住宅に良い形で住み替えをするという選択をもつことができます。
何十年後かに壊して建て替えられてしまう家ではなく、価値が引き継がれる家をつくること。
それが老後の豊かな暮らしまでを見据えた家づくりです。
これから家をたてるなら、そこまでの将来的なプランを描いておきたい…
と、十二の家は考えます。