おうちコラム
2022-06-28 23:18:00
住まい方の注意点~防蟻~
木造の家を長く使い続けるために大切なこと。
まずは、シロアリから家を守ることです。
シロアリから家を守る工事を、防蟻工事(ぼうぎこうじ)といいますが、
日本で多く採用されている防蟻工事の多くは、農薬系の薬剤を土台や柱に散布することで、
シロアリから構造を守るやり方です。
しかし、この農薬成分は5年で分解され効果が消えてしまうため、5年ごとに再工事が必要となります。
コストがかかるうえに、壁の中の柱は、建てた後には施工ができません。
また、この工事に多く使用されているネオニコチノイド系の農薬は、微量でも子供の脳の発達に影響を及ぼすことがあると
報告されていたり、シックハウスの原因となることもあります。
そこで、十二の家が採用している防蟻処理方法は、ホウ酸を使用する方法です。
ホウ酸は天然の鉱物で、哺乳動物には低毒性ですが、菌や虫には厳しく作用するという特徴があります。
つまり、人には優しいですが、シロアリには厳しく、ホウ酸を摂取したシロアリは死滅します。
また防カビや防腐の効果もあります。
ホウ酸は、揮発(きはつ)せず分解もしないため、半永久的に効果が持続します。
これで、建てた後の壁の中の柱も守ることができます。
空気も汚さないので、シックハウスの原因にもなりません。
家を長く使い続けるためには、家だけでなく、そこに住む人への影響もないようにしたい、
と、十二の家は考えます。