おうちコラム
住まい方の注意点~防蟻~
木造の家を長く使い続けるために大切なこと。
まずは、シロアリから家を守ることです。
シロアリから家を守る工事を、防蟻工事(ぼうぎこうじ)といいますが、
日本で多く採用されている防蟻工事の多くは、農薬系の薬剤を土台や柱に散布することで、
シロアリから構造を守るやり方です。
しかし、この農薬成分は5年で分解され効果が消えてしまうため、5年ごとに再工事が必要となります。
コストがかかるうえに、壁の中の柱は、建てた後には施工ができません。
また、この工事に多く使用されているネオニコチノイド系の農薬は、微量でも子供の脳の発達に影響を及ぼすことがあると
報告されていたり、シックハウスの原因となることもあります。
そこで、十二の家が採用している防蟻処理方法は、ホウ酸を使用する方法です。
ホウ酸は天然の鉱物で、哺乳動物には低毒性ですが、菌や虫には厳しく作用するという特徴があります。
つまり、人には優しいですが、シロアリには厳しく、ホウ酸を摂取したシロアリは死滅します。
また防カビや防腐の効果もあります。
ホウ酸は、揮発(きはつ)せず分解もしないため、半永久的に効果が持続します。
これで、建てた後の壁の中の柱も守ることができます。
空気も汚さないので、シックハウスの原因にもなりません。
家を長く使い続けるためには、家だけでなく、そこに住む人への影響もないようにしたい、
と、十二の家は考えます。
家は人生最大の作品
自然素材でつくる家は、丁寧に手をかけていくことで大切な資産となります。
そして家は、幸せなときも、家族がピンチに陥ったときも、
あなたに寄り添い、守ってくれます。
そして老後の生活の安心材料にもなります。
メンテナンスをして大切にすればするほど、家の価値は高まっていき、
日々の不安もずっと先の不安も拭い去ってくれます。
家を大切に磨いていきましょう。
家は人生最大の作品です。
そう十二の家は考えます。
誰もがそれぞれの豊かな暮らしを
家をたてるにあたって、不可欠なものって何だと思いますか?
家は、ある意味で、人生です。
大体の方は、人生の半分以上の年月を家のためにかけますから。
家=暮らし
つまり、暮らしにも不可欠なもの。
それは、手間や時間をかけながら、じっくりと付き合っていく気持ちだと
思います。
今の日本では、「家は消耗品」という意識が社会全体に広がっています。
家には消費税がかかります。家は「消費」するもの、という現れです。
ですが、家に、手間や時間をかけることは、労力や時間を「消費」するということではなく、
こだわりをもってかけた手間や時間は、暮らしのなかで積み重なり、豊かな土壌と
なっていきます。
人の生活は、消えることなく豊かに積みあがっていく。
そしてひとりひとりが違う豊かさを持っている
そのためにも、十二の家は、誰もがそれぞれの豊かな暮らしを深く味わっていける家を
建てていきたいと考えています。