おうちコラム
誰もがそれぞれの豊かな暮らしを
家をたてるにあたって、不可欠なものって何だと思いますか?
家は、ある意味で、人生です。
大体の方は、人生の半分以上の年月を家のためにかけますから。
家=暮らし
つまり、暮らしにも不可欠なもの。
それは、手間や時間をかけながら、じっくりと付き合っていく気持ちだと
思います。
今の日本では、「家は消耗品」という意識が社会全体に広がっています。
家には消費税がかかります。家は「消費」するもの、という現れです。
ですが、家に、手間や時間をかけることは、労力や時間を「消費」するということではなく、
こだわりをもってかけた手間や時間は、暮らしのなかで積み重なり、豊かな土壌と
なっていきます。
人の生活は、消えることなく豊かに積みあがっていく。
そしてひとりひとりが違う豊かさを持っている
そのためにも、十二の家は、誰もがそれぞれの豊かな暮らしを深く味わっていける家を
建てていきたいと考えています。
一生を通して愛せるもの
良いものは、買った瞬間から自分にとって最良なものというわけではありません。
ものと自分が一緒に歳を重ね、使い方に工夫をしながら、味わいを深めていく。
古くなっても、メンテナンスを重ね、磨いていく。
そうやって年月が経ってこそ、だんだんと自分と馴染み、一緒にいるだけで心穏やかに
してくれる存在となる…
これは、ものに限らず、人間関係も同じことですね。
時間をかけて、本当の友人になり、家族になっていく。
ものも人も、その関係性はインスタントではありません。
こだわりを持ってかけた手間や時間は、暮らしの中で積み重なり、
それが豊かな生活となっていき、豊かな人生に繋がります。
長く住まうほどに味わいが生まれ、お手入れを自分でして、愛着を深めていく。
住んでいくうちに傷がついても、その傷さえも愛おしい思い出になるような、
本質的な家を提供したい。
一生をかけて大切にし、愛せるもの。
住まいとなる『家』は、そのようなものであるべきだと、十二の家は考えています。