おうちコラム
根拠があってこその「良い家」
岐阜県で注文住宅の新築・リフォームを手掛ける工務店、十二の家広田夫妻の心の友・射場です。わたしは仕事柄東海3県を中心とした全国各地の住宅会社と携わっているのですが、100社あったら100社ともが「うちの家は良い家です!」と仰います。これから家づくりをはじめる方も、是非一度検討されている住宅会社に「おたくの家づくりは大丈夫ですか?」と聞いてみてください。必ず「うちの家は100%安心です!」「絶対の自信を持っています!!」「他社よりも優れています!!!」と答えられるはずです。ただ、そうした返答をもらった時に更に「なんで言い切れるんですか?」と尋ねてみてください。おそらくここで8割の住宅会社が「職人の手が良いから」「長年の実績があるから」「〇〇工法だから」と言うはずです。一見答えているようですが、結構抽象的です。職人の手が良いから=何を基準に良いというのか?長年の実績があるから=長年やってきたから大丈夫ということは根拠に乏しい、〇〇工法だから=結局建てるのは人の手にも関わらず商品に依存し安心している。ということが見受けられます。十二の家が手掛ける注文住宅は「第三者検査」という根拠があります。東海エリアでも積極的に第三者検査を標準的に入れているのは30社もいないのではないでしょうか?検査を受ける側は本当に大変です。重箱の隅をつつくような細かい検査に対応しなければいけないからです。ただ、住宅はどこまでいっても人の手で造り上げられます。人が介入する限り100%安心はないのです。だからこそ、チェックを二重、三重にして行う。何百枚もの写真を撮影し、品質が守られているかを書面に残していく検査を十二の家では標準としています。あなたの家は根拠があって「良い家」と言われる家でしょうか?
2024年問題
岐阜県岐阜市を中心にまったりとした生活を愉しめる家をつくっている十二の家、広田夫妻の親友ポジション射場です。私は十二の家以外でも全国でたくさんの住宅会社さんとお取引をさせていただいておりまして、全国のたくさんの住宅会社さんの見学会や相談会のお手伝いもさせていただいている中で、最近新しくお会いするお客様から聞かれることで「値上げはいつ落ち着きますか?」「家づくりはもう少し様子を見た方がいいですか?」とお伺いされることが増えているのですが、残念ながら私がお伝えしていることは「待てば待つほどどんどん状況が悪くなる」ということをお伝えしています。その理由の一つとしては、「2024年問題」。
2024年から働き方改革法案により、労働時間に上限が課されることで生じる問題の総称のことです。
これによって、運送業界のドライバーの期間外労働時間が年間960時間に制限されることで、一人当たりの走行距離が短くなり、今までのように物が運べないということが懸念されています。「なぜ運送業界のことが住宅に関係あるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、住宅は何万点ものアイテムで造られます。そのために無くてはならない物流。今まであれば翌日届くものが、これからは「翌々日」もしくはそれ以上に手に届くまでに時間がかかることが予測されます。そうなるとどうなるか?「今までのように運んでほしかったらお金を高く払ってね」というようになっていきます。物件の値上げは何も物そのものが上がるのではなく、送料も上がっているのです。ここ最近でも最低賃金も上がっています。これは人件費が上がるということで、これもまた物価が上がるということです。今後人材不足もあり、値上げはどんどん加速していきます。金額が上がって物が良くなるのであればまだ納得いくのですが、物の品質は変わらず金額が上がるという状況が続いていきます。新築にしてもリフォームにしても、家は非常に高額なお金が動きます。そのお金はたくさんの材料や人件費がかかるからこそなのですが、各材料、各業者の金額が上がっていくと、チリが積もって最終的には大きな値上げになってしまいます。今後も「値上げ」の要素は多々あるものの、「値下げ」の要素はほとんどありません。「家づくりは2~3年後」と思っていらっしゃる方も、少しでも早く動いていくほうが余分な費用はかからないのではないでしょうか?
なぁ~んて、いつもの十二の家っぽくないこともたまには書いてみたり。
家づくりはスピーディーに進めていくのはいいのですが、「焦る必要」はまったくありません。たくさんの住宅営業マンは契約を焦らせてきますが、十二の家の広田夫妻はまぁ催促しないので、逆にこちらが焦るくらいです。ただ、それが十二の家のいいところ。
ゆっくり、じっくり丁寧に家づくりをしたい方は、是非広田夫妻と家づくりについてじっくり、ゆっくり語り合ってみてください。
小さな平屋ですが
十二の家のおうち
広田夫妻親&友の射場です。
先日岐阜県本巣市にて十二の家のおうちが完成したのでお伺いしてきました。
シンプルで無駄がなく、それでいてとてもやさしいおうちで、広田夫妻が手掛けた家なんだなぁと感慨深い想いでした。建築場所も「ちょうどいい立地」でした。本巣市中心部には車で10分もかからず行けるものの、建築地は柿畑や畑、田んぼに囲まれた立地で「ゆっくりした時間を楽しめる場所」でした。それでいて平屋のおうち。最&高ですね!外構もとても素敵なのですが、今後畑を計画している広田夫妻。なんでも広田氏はトウモロコシが作りたいとのこと。私にも何が作りたいか尋ねられたので「ししとう」「しいたけ」「枝豆」と、とりあえず酒のつまみになりそうなものを羅列していくと、ハイボーム大好き広田氏は「いいねぇ!」と全肯定。私が調子に乗って「ハイボールやジントニック呑みたいからレモンとライムも植えて欲しいなぁ」とワガママを言うとなんと埋まってましたよ、レモンとライムが!!しかも既に小さい実をつけていましたよ!最高。完成から早くもたくさんの方が十二のおうちを見にこられましたが、みなさん居心地が良いから滞在時間が長い、あっという間に時間が過ぎていく、そして広田夫妻全く営業しない。もぅちょいガンバ!ただ、そのまったりとした感じが心地良い家にマッチしていて、家+広田夫妻=十二の家なんだなぁと改めて思いました。予約制ではあるものの平日はもちろんのこと、夜も見学できるおうちとのこと。家づくりを検討されている方はもちろん、忙しい毎日に疲れてちょっとゆっくり生きていきたいと思う方も、一度このおうちは体感してみてもいいかもしれません。ちょっと温かい気持ちになって帰れますよ。
敵は我が家にあり
広田(綾乃の夫)です。
実は先日10年以上前に家づくりに携わらせていただいたお客様から「エコキュートが壊れた」と連絡をいただいた時のことです。エコキュートに限らず設備はどうしても10年前後が耐久年数となります。また、最近のように寒い日が続くと、エコキュートや給湯器の故障が相次ぐものですが、それはさておき、うちの家内の綾乃さんは「給湯器が壊れたら中部電力に言ったら直してくれるもんじゃないの?」と真顔で聞いてきたときに我が妻ながら恐怖を覚えました。「耐久年数ってあるんだぜ?」「壊れたものが全て無償で交換or修理してくれるんじゃないんだぜ?」色々な恐怖が込み上げてきました。長年住宅に携わってきましたが、こんなことを言う人は初めてです。まさかそれが我が妻とは。今から十二の家のモデルハウス兼自宅を建てていくのですが、これは今まで私が出会ったことのない超絶クレーマーの家を建てることになるかもと、震えながら図面を書いている今日この頃です。 ……楽しみです!